2024年7月11日、上海交通大学と上海科学技術館の戦略的協力調印式及び「科際タイムスリップ?科学技術革新校長宇宙ステーション」活動が上海自然博物館で開催され、上海科学技術館の倪闽景館長と上海交通大学の張安勝副学長が双方を代表し、戦略的協力協定に調印した。

　国の多主体が共同で科学普及事業の発展を推進する呼びかけに応えるため、上海交通大学と上海科学技術館はそれぞれ2016年と2021年に協力共同建設協定を締結し、科学芸術、科学普及など多くの面で協力を展開している。今回、上海交通大学と上海科学技術館が戦略的協力協定に調印したのは、科学技術革新、科学技術成果の科学普及化から科学普及宣伝活動までの全チェーン協力を深化させ、最先端の科学技術知識をよりよく伝播し、科学技術成果の科学普及転化をしっかりと行うことを目的としている。協力枠組協定に基づき、双方は科学伝播、学術研究、資源共有と人員交流の3つの面で全方位的な戦略的協力を行う予定である。資源共有メカニズムの確立を通じ、大学の最先端科学研究成果の科学普及転化を重点的に推進し、社会大衆及び青少年向けの科学普及教育を推進し、高品質の科学普及と科学教育内容の供給を向上させる。

　「科際タイムスリップ?科学技術革新校長宇宙ステーション」活動の中で、中国科学院の鄧子新院士兼上海交通大学微生物代謝国家重点実験室主任は、「生物世界及び遺伝子産業の神秘と素晴らしさ」と題する基調報告を行った。その後、上海交通大学機械システム?振動国家重点実験室の高峰教授チームは、彼らが開発したスマート6足ロボットを展示し、コア技術でハイエンド装備の革新発展を推進する上海交通大学の科学研究成果を示した。

　「館長有約」の段階では、倪闽景館長と賈偉平院士、丁洪院士、銭永剛館長は大学と博物館が協力する価値について深く検討した。現場では、「科際タイムスリップ?科学技術革新校長宇宙ステーション」の首席顧問、連盟校、及び上海科学技術館の第1陣の科学顧問、上海市小中学校科学副校長専門家ライブラリメンバーの任用とメダル授与式も行われた。また、上海科学技術館は現場で、上海市校外大?中?小?幼児の「科学技術革新教育のタイアップ」提議を発表した。

　今回の活動では、上海自然博物館B2の展示ホールに上海交通大学の「科学技術革新市集」専門会場が特設された。上海交通大学は多くの重大な科学技術革新成果の中から科学普及性が強く、興味性の高い成果を選び、7月11日-12日に集中的に展示し、専門チームによる現場解説を行った。